こと【古都】
川端康成の小説。昭和37年(1962)刊行。京都を舞台に、生き別れになった双子の運命を描く。昭和38年(1963)、中村登監督により映画化され、第18回毎日映画コンクール撮影賞受賞。
こ‐どうぐ【小道具】
1 こまごまとした道具・器具類。 2 演劇などで、舞台で使用するこまごました道具。⇔大道具。 3 事を効果的に運ぶために利用する名目。だし。「子供を—に使って、同情を引く」 4 刀剣の付属品。鐔...
こどうぐ‐かた【小道具方】
演劇などで、舞台に必要な小道具の製作や取り扱いをする人。小道具師。
こなし【熟し】
1 こなすこと。 2 物を取り扱うこと。処理すること。運用。「着—」 3 からだの動かしかた。「身の—」 4 歌舞伎の舞台で、俳優がせりふなしで演じるしぐさ。「花道で思い入れの—があって」 5 ...
コヒマル【Cojímar】
キューバの首都ハバナ近郊にある漁村。市街中心部の東約7キロメートルに位置する。ヘミングウェイの小説「老人と海」の舞台となった場所として知られる。
こびきちょうのあだうち【木挽町のあだ討ち】
永井紗耶子の小説。令和5年(2023)刊行。江戸時代の芝居小屋を舞台に、仇討ち騒動とその真相を描く。第169回直木賞受賞。
こ‐まく【小幕】
1 野外に陣屋などを設けるときに外幕の内側に張る小さい幕。内幕。 2 人形芝居で、舞台の上手(かみて)・下手(しもて)にある人形の出入り口に下げる幕。切り幕。 3 上方歌舞伎で、中入(なかいり)...
こ‐まわり【小回り】
1 小さな円を描いて回ること。⇔大回り。 2 細かな身のこなし。また、状況に応じたすばやい動き。「—のきく自動車」 3 能や舞踊などで、舞台の一か所で小さく回ること。
コリンヌ【(フランス)Corinne】
スタールの小説。1808年刊。イタリアを舞台に女性詩人の恋を描く。女性の権利拡張を主張するロマン主義文学の先駆的作品。
ころく‐ぞめ【小六染】
紅白左巻きで、馬の手綱に多いだんだら染め。江戸時代、歌舞伎役者の嵐小六が舞台衣装に用いたのが始まりという。手綱染め。