あま‐の‐いわふね【天の岩船/天の磐船】
1 日本神話で、空中を飛ぶ石の船。 2 天の川に浮かぶという空想上の船。
あま‐ぶね【海人舟】
漁師の乗る舟。「鮪(しび)釣ると—騒き塩焼くと人そ多(さは)にある」〈万・九三八〉 [補説]書名別項。→海人舟
あまぶね【海人舟】
近藤啓太郎の短編小説。昭和31年(1956)発表。同年、第35回芥川賞受賞。昭和32年(1957)、「海人舟より 禁男の砂」の題名で映画化。
あみ‐ぶね【網船】
網を打ったり、引いたりして魚をとる船。《季 夏》
いくさ‐ぶね【軍船】
兵船。軍艦。
いけす‐ぶね【生け簀船】
食用のため、また釣った魚を生かしておくために水中に入れる箱または舟形をしたもの。いけぶね。《季 夏》
いけ‐ぶね【生け船】
「生け簀(す)船」に同じ。「—に鯲(どぢゃう)をはなち」〈浮・一代男・八〉
いさり‐ぶね【漁り船】
魚をとる船。漁船。漁舟(ぎょしゅう)。
いし‐ぶね【石船】
1 石材を運搬する船。 2 石でつくった浴槽。いしぶろ。「裸身(はだかみ)を、もしやとずっぷり—にひたせば」〈浄・女護島〉
いずて‐ぶね【伊豆手船】
古く、伊豆国でつくられ、他国にもその技術が伝えられた船。いずてのふね。「防人(さきもり)の堀江漕ぎ出(づ)る—梶取る間なく恋は繁けむ」〈万・四三三六〉