はな‐うつぎ【花空木】
花の咲いたうつぎ。《季 夏》
はな‐うど【花独活】
セリ科の多年草。山野に生え、高さ約1メートル。葉は幅広い小葉からなる羽状複葉。夏、白い小花を多数散形につける。茎や若葉は食用。増上寺白芷(びゃくし)。
はな‐うばら【花茨】
「はないばら」に同じ。
はな‐うめ【花梅】
花を楽しむために栽培される梅。→実梅2
はな‐うり【花売り】
花を売ること。また、その人。「—娘」
はな‐うるし【花漆】
油分をまぜた上塗り用の漆。器物面に光沢を出すために用いる。花塗り漆。塗り立て漆。
はな‐えみ【花笑み/花咲み】
花が咲くこと。また、咲いた花のような華やかな笑顔。「道の辺(へ)の草深百合の—に笑みしがからに妻と言ふべしや」〈万・一二五七〉
はな‐お【鼻緒/花緒】
下駄・草履などの履物の緒の、足の指ではさむ部分。また、履物の緒の全体。「—をすげる」
はな‐おうぎ【花扇】
7種の草花を束ねて扇の形に作り、檀紙(だんし)で包み、水引をかけた花束。近世、七夕に近衛家から宮中に献上された。けせん。
はなおか‐じけん【花岡事件】
昭和20年(1945)6月、秋田県花岡鉱山鹿島組出張所で、強制連行されていた数百名の中国人が集団脱走した事件。捕らえられ、拷問により100名以上が虐殺された。