か‐ぐわし・い【芳しい/香しい/馨しい】
[形][文]かぐは・し[シク]《「香(か)細(くは)し」の意》 1 よいにおいがする。香りがよい。かんばしい。こうばしい。「—・い梅の香り」 2 心が引かれる。好ましい。すばらしい。「あなたとの...
かんばし・い【芳しい/馨しい/香しい】
[形][文]かんば・し[シク]《「かぐわしい」の音変化》 1 においがよい。こうばしい。「—・い花の香り」「栴檀(せんだん)は双葉より—・し」 2 (多く打消しの語を伴って用いる)好ましいもの、...
こうばし・い【香ばしい/芳ばしい】
[形][文]かうば・し[シク]《「かぐわしい」の音変化》 1 よい香りがする。多く、食物を煎(い)ったり焼いたりしたときの、好ましい香りにいう。「—・いほうじ茶の香り」 2 見た目や印象などがす...
ほう【芳】
[常用漢字] [音]ホウ(ハウ)(呉)(漢) [訓]かんばしい 1 香りが発散する。よい香り。「芳紀・芳香・芳醇(ほうじゅん)」 2 花。「衆芳」 3 よい評判。「遺芳」 4 相手の物事に冠して...
ほう‐い【芳意】
相手を敬って、その心づかいをいう語。芳志。芳情。
ほう‐いん【芳韻】
相手を敬って、その漢詩や、その韻字をいう語。
ほう‐えい【芳詠】
相手を敬って、その詩歌をいう語。玉詠。芳吟。
ほう‐えん【芳縁】
よい因縁(いんねん)。めでたい縁。「先世の—も浅からずや思ひ知られけん」〈平家・三〉
ほう‐おん【芳恩】
相手を敬って、その人から受けた恩をいう語。御恩。
ほう‐かん【芳翰】
他人を敬って、その人の手紙をいう語。芳書。貴翰。尊翰。