オブジェ【(フランス)objet】
《物体・対象の意》前衛芸術で、作品中に用いられる石・木片・金属などさまざまな物。また、その作品。
オプ‐アート【op art】
《optical artの略》現代抽象芸術の傾向の一。錯視的な効果をもつ幾何学的構成が特色。
オプティカル【optical】
[形動]《「オプチカル」とも》 1 視覚の。視力の。 2 美術用語で、視覚芸術的な、の意。視覚芸術とは円・四角などの幾何学形を組み合わせて、見る人に視覚的な錯覚を与える効果を意図した芸術のこと。
おもかげ【於母影】
森鴎外・落合直文ら新声社同人の訳詩集。明治22年(1889)発表。ゲーテ・バイロンなどの西欧の詩を収録。和文・漢語の長所を取り入れ、新体詩を芸術的に高めるきっかけとなった。
おもん・ずる【重んずる】
[動サ変][文]おもん・ず[サ変]《「おもみする」の音変化》価値のあるものとして重くみる。尊重する。重んじる。「芸術を—・ずる」⇔軽んずる。
オリエンタリズム【Orientalism】
1 オリエント世界(西アジア)へのあこがれに根ざす、西欧近代における文学・芸術上の風潮。東洋趣味。 2 東洋の言語・文学・宗教などを研究する学問。東洋学。
オリジナル‐プリント【original print】
写真家が撮影し、自ら焼き付け、署名した、芸術作品としての写真。広義では、作者の署名があれば、第三者がプリント処理したものもさす。
オルサンミケーレ‐きょうかい【オルサンミケーレ教会】
《Chiesa di Orsanmichele》イタリア中部、トスカーナ州の都市フィレンツェにある教会。13世紀末に穀物倉庫として建造。一旦は火災で失われたが、14世紀にフィレンツェの同業者組合...
おん‐がく【音楽】
1 音による芸術。音の長短・高低・強弱・音色などを組み合わせて肉声や楽器で演奏する。 2 歌舞伎の鳴り物の一。寺院の場面などに、笛・大太鼓・鈴などで雅楽風の演奏をする。
おんがく‐とりしらべがかり【音楽取調掛】
明治12年(1879)に文部省内に設置された音楽教育の研究、音楽教師の育成のための機関。「小学唱歌集」を編集。明治20年(1887)、東京音楽学校(現在の東京芸術大学音楽学部の前身)に改編。