苦(く)に◦する
非常に気に掛けて思い悩む。苦に病(や)む。「借金を—◦する」
苦(く)にな・る
つらい負担となる。気にかかって心の重荷になる。「貧しさも—・らない」
苦(く)に病(や)・む
たいそう気にして思い悩む。苦にする。「息子の素行を—・む」
く‐ねつ【苦熱】
暑さに苦しむこと。また、厳しい暑さ。「夏日袷(あわせ)に袷羽織を着て恬として恥じず、又—の態をも見せない」〈鴎外・渋江抽斎〉
く‐のう【苦悩】
[名](スル)あれこれ苦しみ悩むこと。「—の色が濃い」
くのうのしゅと【苦悩の首都】
《原題、(フランス)Capitale de la douleur》エリュアールの詩集。1926年刊。
く‐はい【苦杯】
《にがい酒を入れた杯の意》にがい経験。つらい経験。
苦杯(くはい)を喫(きっ)・する
「苦杯を嘗(な)める」に同じ。
苦杯(くはい)を嘗(な)・める
にがい経験をする。苦杯を喫する。「あのチームには前回—・めさせられた」 [補説]「苦杯」を「苦敗」と書くのは誤り。
苦(く)は楽(らく)の種(たね)
現在の苦労は、将来の幸福のもとになるということ。