げ‐げ【下下】
1 身分の低い者。しもじも。〈日葡〉 2 非常に劣っていること。下の下。「—の下の客と言はれん花の宿/越人」〈曠野〉 3 しもじもの者の履物。わら草履。「馬にも乗らず、—をはき」〈平家・九〉
げ‐そ
《「下足(げそく)」の略》 1 靴・下駄・草履など、履物のこと。「—を履く」 2 すし屋などで、イカの足のこと。
こ‐ぞうりとり【小草履取り】
江戸時代、男色の流行期に、武士が草履取りの名目で召し抱えた美少年。
こっとい‐ぞうり【特牛草履】
鼻緒の先を牛の角のように2本出したわら草履。角(つの)草履。
コルク‐ぞうり【コルク草履】
コルクを台にして、表に布などをつけた草履。
こん‐ごう【金剛】
《(梵)Vajraの訳。最剛、堅固の意》 1 ㋐金属の中で最もかたいもの。 ㋑きわめて強固で破れないもの。 2 「金剛杵(しょ)」の略。 3 「金剛界」の略。「—童子」 4 「金剛草履(ぞうり)...
こんごう‐ぞうり【金剛草履】
藁(わら)や藺(い)などを編んで作った形の大きい丈夫な草履。普通のものより後部が細い。→二束三文
ごき‐の‐み【御器の実】
《椀の中に入れるものの意》めし。また、生活の種。「草履、雪駄、傘、木履は、つかみ奉公する者の—だが知らないか」〈浄・加増曽我〉
ゴム‐ぞうり【ゴム草履】
底または全体がゴムやスポンジで作られた草履。
ごめん‐げた【御免下駄】
宮中で雨天の際、特に履くことを許された畳付きの楕円形の駒下駄。宮中での履物は草履に限られていたところからいう。