いま‐よう【今様】
1 当世風。今風。「—のやり方」「—の建築様式」 2 「今様歌」の略。「古き都の荒れゆくを、—にこそうたはれけれ」〈平家・五〉
いり‐しお【入(り)潮/入り汐】
1 引き潮。干潮。「霜枯れの横野の堤風さえて—遠く千鳥鳴くなり」〈続古今・冬〉 2 満ち潮。差し潮。満潮。「浦荒れて風よりのぼる—におろさぬ舟ぞ波に浮きぬる」〈玉葉集・雑二〉
いり‐びゃくしょう【入(り)百姓】
江戸時代、荒れ地などの多い村で、他村から移住させて耕作にあたらせた農民。→入(い)り小作
いり‐も・む【いり揉む】
[動マ四] 1 入り乱れて押し合う。また、天候などが荒れ狂う。「終日(ひねもす)に—・みつる雷(かみ)の騒ぎに」〈源・明石〉 2 ひたすらに祈る。「ただ少しの便りを給はらんと—・みて申して」〈今...
うきね‐の‐とこ【浮き寝の床】
水の上や船の中などの寝る所。「鴛鴦(をしどり)の—や荒れぬらむつららゐにけり昆陽(こや)の池水」〈千載・冬〉
うし‐べに【丑紅】
寒中の丑の日に買う紅。口中の荒れを防ぐといわれる。寒紅。《季 冬》「—を皆濃くつけて話しけり/虚子」
うち‐ひら・く【打(ち)開く】
[動カ五(四)] 1 広々と開けている。うちひらける。「—・いた高台の、何ひとつ遮るものとてない青空は」〈里見弴・大道無門〉 2 大きく開く。また、勢いよく開く。「扉を—・く」 3 山野を開拓す...
うみべのそうりょ【海辺の僧侶】
《原題、(ドイツ)Der Mönch am Meer》フリードリヒの絵画。カンバスに油彩。荒れた海を背景に一人の僧侶が佇む光景を描いた作品。1810年、「樫の森の修道院」とともに、ベルリン美術ア...
えい‐こさく【永小作】
他人の土地で長期間耕作や牧畜をする権利に基づいた小作制度。起源は江戸時代で、荒れた土地を開墾した者が、安い小作料で無期限の耕作権を認められたことによる。明治31年(1898)の民法施行後、50年...
おうにん‐の‐らん【応仁の乱】
応仁元年〜文明9年(1467〜1477)、細川勝元と山名宗全の対立に将軍継嗣問題や畠山・斯波(しば)両家の家督争いが絡んで争われた内乱。戦いは京都で始まり、のち諸国の大名・小名が勝元(東軍)・宗...