河童(かっぱ)の川流(かわなが)れ
泳ぎのうまい河童でも、水に押し流されることがある。その道の名人でも、時には失敗することがあることのたとえ。弘法にも筆の誤り。猿も木から落ちる。
かつ‐らく【滑落】
[名](スル)登山の際に足を踏み外したりして、急斜面を滑り落ちること。「—事故」
かな‐くそ【金屎/鉄屎】
1 鉄のさび。 2 鉱滓(こうさい)。スラグ。 3 鉄を鍛えるときに落ちるくず。 4 (色を金に見立てて)黄色い軟便。かねぐそ。「—をひるのは乳母の粗相なり」〈柳多留・二二〉
かば‐の‐き【樺の木】
1 カバノキ科カバノキ属の樹木の総称。シラカバ・ダケカンバ・オノオレなど。樹皮は滑らかで古くなるとはげ落ちる。雄花は尾状の穂をつくり、下垂。カバノキ科にはハンノキ・ハシバミなども含まれる。 2 ...
かみいちだん‐かつよう【上一段活用】
動詞の活用形式の一。語形が、五十音図の「イ」段の音(または、それに「る」「れ」「よ」「ろ」のついた形)だけで語形変化するもの。「エ」段だけで語形変化する下一段活用に対していう。文語、口語ともにあ...
かみ‐とけ【神解け/霹靂】
雷が落ちること。落雷。かみとき。かむとけ。「—に当たりし楠あり」〈霊異記・上〉
からまつ‐そう【唐松草】
キンポウゲ科の多年草。高山の草原に生え、高さ約90センチ。葉は羽状複葉。夏、多数の花が咲き、花びらがなく、萼(がく)も早く落ちるので白い雄しべが目立つ。
かれ‐お・ちる【枯れ落ちる】
[動タ上一][文]かれお・つ[タ上二]草木の花や葉が枯れて落ちる。「木の葉が—・ちる」
かわら‐くぎ【瓦釘】
屋根瓦がすべり落ちるのを防ぐために打つ釘。
かん‐ろ【甘露】
[名] 1 中国古来の伝説で、天子が仁政を施すと、天が感じて降らすという甘い露。 2 《(梵)amṛtaの訳。不死・天酒の意》天上の神々の飲む、忉利天(とうりてん)にある甘い霊液。不死を得ると...