かな‐ぶん【金蚉】
コガネムシ科の昆虫。体長約2.5センチ、体は楕円形で平たく、銅色・緑色・赤銅色などで光沢がある。日中に飛び、クヌギなどの樹液や腐った果実に集まる。日本・中国・朝鮮半島に分布。かなぶんぶん。かねぶ...
かにくい‐ざる【蟹食猿】
オナガザル科のサル。体長40〜65センチ、尾は体長と同じくらいある。ニホンザルと近縁。東南アジアに分布、マングローブ林などにすみ、カニ類・昆虫・果実などを食べる。ペットや実験動物として日本に輸入...
かに‐ぐも【蟹蜘蛛】
カニグモ科のクモの総称。第1および第2歩脚が長く、前方のほか横へも歩ける。網を張らず、物陰から小昆虫などを襲う。褐色のヤミイロカニグモ、緑色のハナグモなど。
かね‐たたき【鉦叩き】
1 鉦をたたくこと。また、その人。 2 「撞木(しゅもく)」に同じ。 3 鉦をたたいて経文などを唱え、金品を請い歩く者。かねたたき坊主。 4 直翅(ちょくし)目カネタタキ科の昆虫。コオロギの一種...
かのこ‐が【鹿の子蛾】
鱗翅(りんし)目カノコガ科のガ。翅(はね)の開張3〜4センチ。翅は黒色の地に白紋が散在し、体に橙色の2本の帯がある。日中に樹間や草むらを弱々しく飛ぶ。幼虫の食草はスイバ・ギシギシ・タンポポなど。...
か‐ばり【蚊針/蚊鉤】
羽毛などで蚊の形に作った擬餌針(ぎじばり)。アユ・ハヤなど、水面に来る虫を捕食する習性のある魚を釣るのに使う。あゆ釣り針。かがしら。
かふんばいかい‐こんちゅう【花粉媒介昆虫】
植物の花粉を運んで受粉を助ける昆虫。送粉昆虫。→送粉者
かぶと‐むし【兜虫/甲虫】
コガネムシ科の昆虫。体長4〜5センチ。体は黒褐色でつやがあり、雄は頭に角をもつ。主に夜活動し、クヌギ・サイカチなどの樹液を吸う。腐葉土中に産卵し、幼虫は越冬ののち、7月ごろ成虫となる。北海道南部...
かぶら‐ばち【蕪蜂】
ハバチ科のハチ。体長約1センチ、黄褐色で、頭・胸部にまたがる部分が黒い。幼虫は黒色で、菜の黒虫などとよばれ、ダイコン・カブなどの葉を食害する。蕪葉蜂(かぶらはばち)。
かぶ・る【齧る/噛る】
[動ラ四] 1 「かじる」に同じ。「太夫様の櫛を—・った鼠ぢゃ」〈伎・壬生大念仏〉 2 《腹の中の虫がかじる意で》腹がしくしく痛む。「互ひに虫腹が—・らうとも」〈虎寛狂・宗論〉