たこ‐つり【蛸釣(り)】
1 蛸を釣ること。 2 格子窓などから、先端にかぎをつけた竿を使って室内の物を盗み出すこと。
たことせいえい【蛸と精鋭】
阿部牧郎の短編小説。昭和43年(1968)発表。
たこ‐どうつき【蛸胴突き】
くい打ちや地突きなどに用いる道具。堅い木材で作った重い円柱形の頭部に2ないし4本の取っ手をつけたもの。たこ。たこつき。
たこ‐にゅうどう【蛸入道】
1 《坊主頭に似ているところから》タコのこと。 2 僧または坊主頭の人をあざけっていう語。蛸坊主。
たこ‐の‐あし【蛸の足】
タコノアシ科の多年草。湿地に生える。高さ約70センチ。茎はまっすぐに伸びて、先のとがった細い葉をつける。夏、茎の先に黄白色の小花を多数つけ、蛸の足状に見える。沢紫苑(さわしおん)。
たこ‐の‐き【蛸の木】
タコノキ科の常緑小高木。幹の下部から多数の気根を伸ばし、蛸の足に似る。枝の頂に細長い葉が密生。雌雄異株。果実はパイナップル状で、種子は食用とされる。小笠原諸島など亜熱帯地方に産する。
蛸(たこ)の糞(くそ)で頭(あたま)に上(あ)がる
《蛸の胴が頭のように見えて、糞が頭にあると考えたところから》自分は思い上がって得意になっているが、他人からはいやしめられていることのたとえ。
蛸(たこ)の共食(ともぐ)い
同類のものが互いに害し合うことのたとえ。
たこ‐の‐まくら【蛸の枕/海燕】
タコノマクラ科のウニ。体は楕円形で平たく、長径12センチくらい。褐色で背面に五つの花びら状の模様があり、とげはごく短い。本州中部以南の浅海の砂泥底にすむ。
たこ‐はい【蛸配】
「蛸配当」の略。