ちゅう‐じん【稠人】
多くの人。衆人。「其才—の上にぬきんで」〈逍遥・小説神髄〉
てき‐とう【倜儻】
才気が衆人よりはるかにすぐれていること。「唯々—非常の人のみ称せらる」〈東海散士・佳人之奇遇〉
どく‐ち【独知】
1 自分だけが知っていること。 2 《conscienceの西周(にしあまね)による訳語》良心。「其正と不正とを弁別するは衆人の—警醒の際に在ること必あり」〈西周訳・万国公法〉
ひと‐なか【人中】
大勢のいる場所。衆人の中。また、世間。「—へ出る」「—でもまれる」
ひと‐の‐くち【人の口】
人々の言うこと。衆人のうわさ。世間の評判。「—にのぼる」
まんどう‐え【万灯会】
多くの灯明をともして仏・菩薩(ぼさつ)を供養し、衆人の罪障を懺悔(さんげ)し、滅罪を祈願する法会。東大寺・薬師寺・高野山などのものが有名。万灯供養。《季 秋》
まん‐ば【漫罵】
[名](スル)むやみに相手をののしること。「衆人の面前で—される」
めっぱり‐こ【目っ張り子】
目を大きく開けて見張ること。転じて、衆人環視のもとであること。「一切の同行人を—で見て居るので」〈福沢・福翁自伝〉
めん‐ば【面罵】
[名](スル)面と向かってののしること。「衆人の前で—される」
もろ‐びと【諸人】
《古くは「もろひと」》多くの人々。たくさんの人。衆人。