てんじょう‐の‐のりゆみ【殿上の賭弓】
正月18日の恒例の賭弓とは別に、臨時に殿上の侍臣に弓を射させて、天皇が御覧になった行事。
てん‐とう【天灯】
紙を貼り合わせた袋の底部で油紙を燃やし、浮力を持たせて飛ばす小型の気球。中国南部や台湾で、息災などを願う行事に用いられる。諸葛亮孔明が考案したという伝承から、孔明灯ともいう。
でい‐の‐しょうしょう【出居の少将】
朝廷の行事に際して、出居(いでい)の座に伺候し、世話役をした近衛少将。いでいのすけ。
でぞめ‐しき【出初め式】
正月に消防士や鳶(とび)の者が初めて勢ぞろいをし、消防作業の演習を行う行事。このとき、鳶の者の梯子(はしご)乗りが演じられる所もある。多くは1月6日に挙行。《季 新年》「—梯子の空の上天気/風生」
でんとう‐てき【伝統的】
[形動]ある事柄が昔から受け継がれてきているさま。「地域の—な行事」
とう‐か【踏歌】
中国から伝わった集団歌舞。足を踏み鳴らして歌い舞うもので、平安時代には宮中の初春の行事として盛行、正月14日に男踏歌、16日に女踏歌が行われた。その歌詞は、元来は唐詩、のちに催馬楽(さいばら)も...
とうか‐の‐せちえ【踏歌の節会】
平安時代、正月に宮中で踏歌を奏する行事。殿上で酒宴が行われた。
とう‐けい【闘鶏】
鶏を戦わせて勝負を争うこと。また、その鶏。鶏合わせ。奈良時代に唐から伝わり、陰暦3月3日の宮廷行事にもなった。《季 春》
とう‐や【頭屋/当屋】
神社の祭礼にあたり、神事や行事の主宰者となる家。また、その家の主人。古くは世襲で、のち当番制になった。
とうろう‐ながし【灯籠流し】
盆の終わりの夜に、魂(たま)送りのため、小さい灯籠に火をともして川や海に流す行事。流灯。流灯会。《季 秋》「ながあめのあがりし—かな/万太郎」