かぶさ・る【被さる】
[動ラ五(四)] 1 かぶせたようになる。覆いかかる。「髪が額に—・る」「現実に思い出が—・る」「二つの音が—・り合う」 2 負担がわが身に及ぶ。「余分な仕事が—・ってくる」
かぶ・す【被す】
[動サ五(四)]「被(かぶ)せる」に同じ。「穴に土を—・しておく」 [動サ下二]「かぶせる」の文語形。
かぶせ【被せ】
1 かぶせること。また、そのもの。 2 表面だけりっぱに作って本物らしく見せること。特に、鍍金(めっき)をすること。また、そのもの。かぶせもの。「しかしその金(きん)はもしかしたら—かもしれない...
かぶせ‐あみ【被せ網】
水中に投げ下ろし、魚群を覆って捕らえる網。投網(とあみ)・下ろし網など。
かぶせ‐ぶた【被せ蓋】
身をすっぽり覆うように作られた、縁(ふち)のあるふた。
かぶせ‐ぼり【被せ彫(り)】
木版本を再刊するときに、原版で刷った紙を版木にはりつけて版下として彫ること。また、その版木。
かぶせ‐もの【被せ物】
1 覆いかぶせるもの。 2 表面だけを覆い繕って本物のように見せかけたもの。特に、鍍金(めっき)をしたもの。
かぶ・せる【被せる】
[動サ下一][文]かぶ・す[サ下二] 1 上から覆うように物を載せる。「帽子を—・せる」「布団を—・せる」 2 全体に注ぎかける。「頭から水を—・せる」「種に土を—・せる」 3 すでにある色や音...
かぶり【被り/冠】
1 かぶること。かぶるもの。「砂—」「薦(こも)—」 2 フィルム・印画紙を現像したときに、露光しなかった部分に生じる黒い曇り。 3 芝居・寄席などの終演。打ち出し。 4 芝居・寄席などの大入り...
かぶり‐がさ【被り笠】
頭にかぶる笠。差し傘に対していう。