やど‐さがり【宿下(が)り】
[名](スル)奉公人が暇をもらい、親元などへ帰ること。やどおり。《季 新年》
やど‐ろく【宿六】
《「宿のろくでなし」の意》 1 妻が自分の夫を卑しめたり、親愛の意を込めたりしていう語。「うちの—」 2 宿の主人。亭主。「なんでもここの—めが」〈滑・続膝栗毛・三〉
やぶ‐いり【藪入り】
[名](スル)《草深い田舎に帰る意から》正月と盆の16日前後に奉公人が主人から休暇をもらって、親もとなどに帰ること。また、その時期。特に正月のものをいい、盆のものは「後(のち)の藪入り」ともいう...
やまざきよじべえねびきのかどまつ【山崎与次兵衛寿の門松】
浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。享保3年(1718)大坂竹本座初演。山崎与次兵衛と遊女吾妻の情話に、親子・夫婦の情愛や、義侠心を織り込んだ物語。寿の門松。
やまとかたかなはんせつぎげ【倭片仮字反切義解】
室町時代の語学書。1巻。明魏(藤原長親)著。成立年未詳。仮名の起源・沿革・反切・音義などについて説いたもの。
やまとがなありわらけいず【倭仮名在原系図】
浄瑠璃。時代物。五段。浅田一鳥らの合作。宝暦2年(1752)大坂豊竹座初演。在原行平と松風・村雨姉妹の恋物語に、惟喬(これたか)・惟仁(これひと)両親王の皇位継承争いをからめて脚色。四段目が「蘭...
やまと‐な【大和名】
日本風の名称。日本名。和名(わみょう)。→唐名(からな)「—に言ひにくきものをこそ添へては詠(よ)め」〈規子内親王歌合〉
やま‐の‐ひ【山の日】
国民の祝日の一。8月11日。山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日。平成28年(2016)から実施。
矢(や)も盾(たて)もたまら◦ない
思い詰めて、こらえることができない。気がせいて、じっとしていられない。「母親の病状が心配で—◦ない」
や‐やき【家焼き】
家に火をつけて焼くこと。また、それをする人。放火。「主殺し、親殺し、—、強盗」〈浄・歌念仏〉