いい‐はな・す【言(い)放す】
[動サ五(四)]「言い放つ」に同じ。「『今夜は已(や)めだ』と—・した儘(まま)、代助は外へ出た」〈漱石・それから〉
ご‐き【語気】
話すときの言葉の調子や勢い。語勢。「荒々しい—」「—鋭く言い放つ」
冗談(じょうだん)を飛(と)ば・す
冗談を言い放つ。次々に冗談を言う。「調子よく—・して人を笑わせる」
すて‐ぜりふ【捨て台詞】
1 演劇、特に歌舞伎で、俳優が脚本に書いてないのにその場の雰囲気に応じて即興的に言う短いせりふ。 2 立ち去ろうとするとき、相手の返答を求めないで一方的に言い放つ言葉。捨て言葉。「—を残して去る...
つき‐きり【突き切り】
[名・形動ナリ]突き放した言い方。すげなく言い放つこと。また、そのさま。「はしたなく—なる事な宣ひそよ」〈源・若菜下〉
ひとことぬし‐の‐かみ【一言主神】
大和の葛城(かつらぎ)山の神。悪い事も善い事も一言で言い放つ託宣神とされる。奈良県御所(ごせ)市にある一言主神社に祭られている。葛城神(かつらぎのかみ)。
りん‐ぜん【凜然】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 寒気のきびしいさま。「霜の朝の寒さは如何にも—と身にしみて」〈蘆花・思出の記〉 2 勇ましくりりしいさま。凜乎(りんこ)。「—と言い放つ」「直ぐ思い返して一歩...