口(くち)と腹(はら)とは違(ちが)う
口で言うことと、腹の中で考えていることとは別である。
くち‐どけ【口溶け】
飲食物が口の中で溶けるときの感じ。チョコレートやアイスクリームなど、菓子について言うことが多い。「なめらかな—」
口(くち)に◦する
1 口に入れる。飲み食いする。また、口にくわえる。「朝から何も—◦していない」 2 言葉に出して言う。話す。「—◦するのも不愉快な話」
口(くち)に出(だ)・す
言葉に表して言う。話す。「思わず—・す」
口(くち)に任(まか)・せる
深く考えず、思いつくまま口に出して言う。「—・せてしゃべりまくる」
口(くち)に蜜(みつ)あり腹(はら)に剣(けん)あり
《「唐書」李林甫伝にある、唐の宰相、李林甫を評した言葉》口ではやさしいことを言うが、心の中は陰険であること。
口(くち)の下(した)から
言い終わるか終わらないうちに。「もう言わないという—また愚痴を言う」
口(くち)は口(くち)心(こころ)は心(こころ)
口に出して言うことと、心で思っていることとが別であること。
くち‐はばった・い【口幅ったい】
[形]言うことが身の程を知らず、生意気である。「—・いことを言うようですが」
くち‐ばし・る【口走る】
[動ラ五(四)] 1 無意識のうちにしゃべってしまう。「激怒してあらぬことまで—・る」 2 調子に乗って、言ってはならないことをうっかり言う。「つい秘密を—・る」