こと‐の‐は【言の葉】
1 ことば。言語。「まことかと聞きて見つれば—を飾れる玉の枝にぞありける」〈竹取〉 2 歌。和歌。「やまとうたは、人の心をたねとして、よろづの—とぞなれりける」〈古今・仮名序〉
ことのは‐ぐさ【言の葉種】
1 言葉による表現。また、和歌。「よしあしを君し分かずは書きたむる—のかひやなからん」〈新続古今・雑中〉 2 話のたね。言いぐさ。「なにをか今は憚(はばか)りの、—の庵(いほ)りの内を」〈謡・芭蕉〉
ことのは‐の‐みち【言の葉の道】
和歌の道。和歌に関する学問。「みやびたる—の源にそむけるわざなる事を」〈琴後集〉
こと‐の‐へ【言の葉】
「ことのは」の上代東国方言。言葉。人のうわさ。「うつせみの八十(やそ)—は繁くとも争ひかねて我(あ)を言(こと)なすな」〈万・三四五六〉