ちゅう‐ばつ【誅伐】
[名](スル)罪ある者を攻め討つこと。「朝敵を—する」「—と脅迫とによって事を済まそうと思い立った」〈鴎外・大塩平八郎〉
て‐の‐した【手の下】
[名・形動ナリ] 1 配下にあること。容易なこと。また、そのさま。「この者どもを—に討つはいかさま鬼神か」〈謡・熊坂〉 2 すぐ近く。眼下。「やれやれ洛中—に見る」〈独吟一日千句〉
とう‐ばく【討幕】
[名](スル)幕府を討つこと。
のり‐きり【乗(り)切り】
1 乗りきること。「一日中ずっと車に—だった」「—の策を立てる」 2 兵法の一。敗走する敵の中に馬を乗り入れ、敵を分散させて追い討つ戦術。 3 大河などを騎馬などで押し渡ること。
ひこさんごんげんちかいのすけだち【彦山権現誓助剣】
浄瑠璃。時代物。11段。梅野下風・近松保蔵合作。天明6年(1786)大坂東の芝居初演。吉岡一味斎の娘お園が、許婚(いいなずけ)の毛谷村六助(けやむらろくすけ)の助けで、父の敵京極内匠を討つ話。9...
び‐げき【尾撃】
[名](スル)逃げるあとを追いかけて討つこと。追い討ち。追撃。
ふっ‐きゅう【復仇】
[名](スル) 1 かたきを討つこと。あだうち。復讐。 2 国際法上の不法行為によって権利を侵害された国が、相手国にその中止や救済を求めるために行う強制行為。本来は違法行為であっても、違法性が阻...
ぶあく【武悪】
狂言。主人から武悪を討つよう命じられた太郎冠者が、殺すに忍びず逃がしてやるが、道で主人と武悪が出会ってしまう。一計を案じて武悪は幽霊に化け、主人をさんざん脅かす。 狂言面の一。目尻の下がった...
ほう‐えん【方円】
1 四角と丸。方形と円形。「水は—の器に従う」 2 兵法で、陣立ての一。敵が鋒矢(ほうし)の備えで突撃してきたとき、それを包みこんで討つようにした円形の陣形。
ほうかぞう【放下僧】
謡曲。四番目物。牧野小次郎が禅僧の兄とともに放下僧のいでたちで芸を披露し、親の敵の利根信俊に近づいて仇(あだ)を討つ。