さっかいき【薩戒記】
室町時代の公卿中山定親の日記。応永25年(1418)から嘉吉3年(1443)までの日記と、永享元年(1429)までの目録・部類記などからなる。室町中期の政治・経済史を知る重要史料。
さっ‐き【撮記】
[名](スル)要点をつまんで書き記すこと。また、その記録。
さっ‐き【箚記】
読書したときの感想・意見などを、随時書き記したもの。随想録。
さなだたいへいき【真田太平記】
池波正太郎の歴史小説。戦国時代に活躍した真田昌幸ら、真田家一族を描いた作品。昭和49年(1974)から昭和57年(1982)にかけて連載。テレビドラマ化もされた。
さぬきのすけのにっき【讃岐典侍日記】
平安後期の日記。2巻。讃岐入道藤原顕綱(ふじわらのあきつな)の娘長子作。嘉承2年(1107)6月から翌年12月晦日(みそか)までの記事。堀河天皇の発病から崩御、鳥羽天皇即位と大嘗会(だいじょうえ...
さねたかこうき【実隆公記】
三条西実隆の日記。文明6年(1474)から天文5年(1536)に至る自筆本が現存。応仁の乱後の幕府・朝廷の動向、公家の私生活などを知ることができる。
さらしなにっき【更級日記】
平安中期の日記。1巻。菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)作。康平3年(1060)ころの成立。作者13歳の寛仁4年(1020)、父の任国上総(かずさ)から帰京する旅に始まり、51歳で夫の橘俊...
さんかいき【山槐記】
《「山槐」は中山右大臣の意》平安末期の公卿中山忠親の日記。仁平元年(1151)から建久5年(1194)に至る源平抗争期の記録。
さんかけっしょうき【山窩血笑記】
三角寛の短編小説集。「瞽女(ごぜ)姫お美代」「雪の上の裸女」などを収録。昭和12年(1937)刊行。
さんげつき【山月記】
中島敦の短編小説。昭和17年(1942)、「文学界」誌に、総題「古潭」として「文字禍」とともに掲載された、著者のデビュー作品。中国、唐代の伝奇物語「人虎伝」を題材とする。