みんじ‐ほぜんほう【民事保全法】
民事訴訟の本案の権利の実現を保全するための仮差し押さえおよび仮処分などについて定めている法律。平成元年(1989)制定、同3年施行。→民事訴訟法
みん‐そ【民訴】
「民事訴訟」の略。
めい‐れい【命令】
[名](スル) 1 上位の者が下位の者に対して、あることを行うように言いつけること。また、その内容。「—を下す」「—に従う」「部下に—する」「—一下」 2 国の行政機関が制定する法の形式、および...
めし‐ぶみ【召文】
1 官庁が人を召し出すために出す書状。呼び出し状。召符(めしふ)。召状。 2 中世、幕府に訴訟が提起された場合、訴状と陳状のやり取りが三度に及んで解決しないときに、訴人・論人に発せられる召喚状。...
めやす‐かた【目安方】
江戸時代、評定所で民事訴訟の訴状の調査を担当した諸役人。
めん‐そ【免訴】
刑事事件の被告人に対して、有罪か無罪かの判断をせずに訴訟を打ち切る判決。すでに確定判決を経たとき、刑が廃止されたとき、大赦があったとき、時効が完成したときに言い渡される。
もうし‐いで【申し出で】
1 申し出ること。また、その内容。もうしで。 2 民事訴訟において、当事者が裁判所に一定の訴訟行為を請求すること。申請。
もうし‐じょう【申(し)条/申(し)状】
1 言い分。主張。「余りに本職を軽蔑した—じゃないか」〈木下尚江・良人の自白〉 2 (申し状) ㋐⇒申文(もうしぶみ)1 ㋑中世、訴訟のときの原告の訴状。目安。もうしぶみ。「いまだ恩賞を給ひたる...
もん‐じょう【問状】
1 答弁を求めるための質問書。 2 鎌倉・室町幕府の訴訟制度で、訴人(原告)の訴えを受理したとき、論人(被告)や証人に対して答弁を求めるために出した文書。といじょう。
もん‐ちゅう【問注】
《問うて注(しる)す意。「もんぢゅう」とも》訴訟の原告と被告を取り調べて、その言い分を記すこと。また、訴訟の対決。裁判。「六波羅にて—すべきに定まりにけり」〈著聞集・一六〉