きおくとげんざい【記憶と現在】
大岡信の第一詩集。昭和31年(1956)刊。
きかい【機会】
《原題、(イタリア)Le occasioni》イタリアのエルメティズモの代表的詩人、モンターレの第2詩集。1939年刊。
きかい‐し【機会詩】
慶事・凶事などに際して作られる儀礼的な詩。17〜18世紀のドイツで発達した。
きかしゅう【紀家集】
平安前期の漢詩文集。紀長谷雄著。延喜19年(919)、大江朝綱が第14巻を書写したことが知られる。
き‐きょ【欷歔】
[名](スル)すすり泣くこと。むせび泣き。欷泣(ききゅう)。「この間には鬼(き)の—するを聞く」〈鴎外訳・即興詩人〉
ききょうノート【帰郷ノート】
《原題、(フランス)Cahier d'un retour au pays natal》セゼールによる長編詩。1939年「ボロンテ」誌に発表。
き‐く【規矩】
1 コンパスとさしがね。転じて、寸法や形。 2 考えや行動の規準とするもの。手本。規則。「詩歌といい、舞踏といい、皆それぞれに—をそなえて」〈逍遥・小説神髄〉 3 「規矩術」の略。
き‐く【起句】
1 漢詩の第1句。特に、絶句の第1句。起(き)。→起承転結(きしょうてんけつ) 2 詩文の書き出しの句。
き‐けつ【起結】
1 始めと終わり。 2 詩歌、特に漢詩文の起句と結句。
き‐ご【綺語】
1 仏語。十悪の一。真実に反して言葉を飾りたてること。 2 美しく飾った言葉。多く、小説・詩文の美辞麗句をいう。きぎょ。「狂言—」