ふう‐し【風刺/諷刺】
[名](スル)社会や人物の欠点・罪悪を遠回しに批判すること。また、その批判を嘲笑的に表現すること。「—のきいた小説」「時代を—する」
ふう‐しょう【諷誦】
[名](スル)声をあげて読むこと。そらんじてうたうこと。
ふう‐じ【諷示】
[名](スル)《「ふうし」とも》ほのめかすこと。暗示。「到底駄目であると遠廻しに—して居た」〈左千夫・野菊の墓〉
ふう‐じゅ【諷誦】
[名](スル)⇒ふじゅ(諷誦)
ふう・する【諷する】
[動サ変][文]ふう・す[サ変]遠まわしにそれとなく批判する。風刺する。「漫画で政界の堕落を—・する」
ふう‐ゆ【諷喩/風諭】
[名](スル) 1 他の事にかこつけて、それとなく遠回しにさとすこと。「吾輩の既に再三—したるが如く」〈尺振八訳・斯氏教育論〉 2 比喩法の一。たとえだけを提示して、その本義を間接的に推察させる...
ふ‐ぎん【諷経】
《「ぎん(経)」は唐音》声をそろえて経を読みあげること。禅宗では、仏前での勤行(ごんぎょう)をいう。⇔看経(かんきん)。
ふ‐じゅ【諷誦】
1 経文や偈頌(げじゅ)を声をあげてよむこと。また、暗誦すること。ふうじゅ。「御—行はせ給ひける時」〈拾遺・哀傷・詞書〉 2 「諷誦文(ふじゅもん)」の略。
ふじゅ‐もん【諷誦文】
死者の冥福を祈るため、三宝(さんぼう)への布施物や布施の趣旨などを記した文章。追善の法会の導師が読んだ。ふうじゅもん。