ほつき‐あ・ぐ
[動ガ下二]金を全部つぎこむ。入れあげる。「博奕(ばくち)、傾城狂ひに一跡(=全財産)を—・げ」〈仮・浮世物語・三〉
ほん‐ぷく【本復】
[名](スル)《「ほんぶく」とも》 1 病気が全快すること。「治療のかいあって—する」 2 配流の地から自国に戻ること。また、前の地位や財産を回復すること。
ぼ‐き【簿記】
会社・官庁・組合など経済主体の活動を一定の方法で帳簿に記録・計算し、一定の時点で総括して損益の発生や財産の増減を明らかにする技法。記帳方法によって単式簿記と複式簿記に分けられる。
ぼけい‐しゃかい【母系社会】
母親の系統によって家族・血縁集団が組織されている社会。父親は子に法的権利をもたず、地位の継承や財産の相続は、母の兄弟からその甥(おい)へと伝えられる。ふつう集団の統制権は男子にあり、母権制とは異なる。
ぼっ‐しゅ【没取】
[名](スル) 1 財産などを取り上げること。 2 一定の物の所有権を剝奪(はくだつ)して国庫に帰属させる各種の行政処分。
まずし・い【貧しい】
[形][文]まづ・し[シク] 1 財産や金銭がとぼしく、生活が苦しい。貧乏である。「暮らしが—・い」「—・い家に生まれる」 2 量・質ともに劣っている。粗末である。貧弱である。乏しい。「—・い食...
まっし‐そうぞく【末子相続】
末子が単独で財産や地位を相続すること。西日本の農漁村や中央アジア・モンゴルの遊牧民などにみられる。ばっしそうぞく。
まとめ‐しんさ【纏め審査】
企業がある事業に関連して出願した複数の特許・意匠・商標等の知的財産権について、特許庁の各技術分野・部門の審査官が連携し、事業の展開時期に合わせて審査・権利化を行う取り組み。事業戦略対応まとめ審査。
マネー‐ビル
《money buildingから。「ボディービル」をまねて作られた語》株式・債券などによる、利殖の道。財産づくり。
まむしのからみあい【蝮のからみあい】
《原題、(フランス)Le nœud de vipères》モーリアックの小説。1932年刊。財産をめぐる家族との確執に倦(う)む孤独な老人ルイの内面を描く。