せめ‐さいな・む【責め苛む】
[動マ五(四)]むごく責める。ひどくいじめる。「良心に—・まれる」
せめ‐せっかん【責(め)折檻】
肉体的な苦痛を与えるなどして、厳しく責めつけること。
せめ‐せっちょう【責めせっちゃう】
「責め折檻(せっかん)」に同じ。「親方にたてづいて勤めに出ぬ故、—すれど」〈浮・歌三味線・二〉
せめ‐た・てる【責(め)立てる】
[動タ下一][文]せめた・つ[タ下二] 1 厳しく非難する。しきりに責める。「相手の過失を—・てる」 2 しきりに催促する。「子供に—・てられて遊園地に出掛ける」
せめ‐つ・ける【責(め)付ける】
[動カ下一][文]せめつ・く[カ下二]ひどく責める。厳しく非難する。「担当者の怠慢を—・ける」
せめ‐と・う【責め問ふ】
[動ハ四]厳しく問いただす。詰問する。また、拷問にかけて問いつめる。「なほのたまへと—・ひ給へば」〈宇津保・俊蔭〉
せめ‐どうぐ【責(め)道具】
拷問に使う道具。また、相手を苦しめるのに使う道具。責め具。
せめ‐なじ・る【責め詰る】
[動ラ五(四)]厳しく問いとがめる。問いつめる。「失敗を—・る」
せめ‐ねんぶつ【責(め)念仏】
鉦(かね)を鳴らしながら、高い声で早口に唱える念仏。せめねぶつ。
せめ‐はた・る【責め徴る/責め促る】
[動ラ四]厳しく責めつける。強く催促する。「上によしなき奢(おご)りをすすめ、宴楽に宝をつひやし、民百姓を—・り」〈浄・国性爺〉