さん‐ぞく【山賊】
山の中を本拠地にして通行人を襲う盗賊。
ざん‐ぞく【残賊】
[名](スル) 1 人や世間に害を与えること。また、その人。「天下のために—を除かんではならぬ」〈鴎外・大塩平八郎〉 2 討ちもらされた賊。
しなの‐とくさ【信濃木賊】
信濃産のとくさ。「一本を—、椋(むく)の葉をもって七日七日づつみがいておぢゃる程に」〈虎明狂・末広がり〉
しょう‐ぞく【小賊】
こそどろ。
しょうちょうのいか【象徴の烏賊】
生田春月の詩集。昭和5年(1930)刊行。生田の遺稿をまとめ、没後に出版したもの。
しりやけ‐いか【尻焼烏賊】
コウイカ科の頭足類。胴の後端の尾腺から赤褐色の液を出す。東京湾・富山湾以南に分布。食用。はりなしこういか。しりくさり。
じんどう‐いか【じんどう烏賊】
ジンドウイカ科のイカ。胴長約10センチ。ひれは菱形で胴の後ろ半分の左右にある。食用。こいか。ひいか。
すみ‐いか【墨烏賊】
コウイカやシリヤケイカの別名。
するめ‐いか【鯣烏賊】
スルメイカ科のイカ。胴長約30センチ。胴の先端に菱形のひれがある。体表に多数の赤褐色の色素胞があり、収縮させて体色を変える。日本近海に産し、刺身・するめ・塩辛にする。
そう‐ぞく【草賊】
1 山野にひそむ盗賊。おいはぎ。 2 こそどろ。 3 反乱・一揆などを起こす賊徒をののしっていう語。「丈の知れたる—共」〈染崎延房・近世紀聞〉