ひょう‐ぞく【剽賊】
通行人をおどして金品を奪う賊。追いはぎ。「—の為にあやめられた、旅人の死骸ではあるまいかと」〈菊池寛・恩讐の彼方に〉
ふみやまだち【文山立/文山賊】
狂言。二人の山賊が果たし合いをすることになるが、書き置きを記すうちに妻子の嘆くさまを思い浮かべて泣きだし、結局仲直りする。
ほたる‐いか【蛍烏賊】
ホタルイカモドキ科のイカ。胴長約6センチくらい。全身に多数の発光器をもち発光する。日本特産で、富山県では5月ごろ産卵のため海岸近くまで押し寄せ、群遊海面は特別天然記念物。食用。まついか。こいか。...
ま‐いか【真烏賊】
1 スルメイカの別名。 2 コウイカの別名。
まつ‐いか【松烏賊】
ホタルイカの別名。また、スルメイカをいうこともある。
みず‐いか【水烏賊】
アオリイカの別名。
みみ‐いか【耳烏賊】
ダンゴイカ科のイカ。沿岸にすみ、外套(がいとう)長は約5センチ。耳のような円形のひれをもつ。発光細菌が共生していて発光する。北海道南部から南に分布。食用。
もんごう‐いか【紋甲烏賊】
1 カミナリイカの市場名。特有の斑紋がある。 2 コウイカ科のヨーロッパコウイカ・トラフコウイカの市場名。前者はヨーロッパ・アフリカ沿岸に、後者は東南アジアからインド洋にかけて産し、背面に虎斑(...
やり‐いか【槍烏賊】
ジンドウイカ科のイカ。外套(がいとう)長が約40センチ。細長くて後端がとがり、ひれは三角形で大きい。春、産卵のため海岸に接近。刺身やするめにする。ささいか。さやなが。つついか。
ゆうれい‐いか【幽霊烏賊】
ユウレイイカ科のイカ。全体に細長く、外套(がいとう)長は約25センチ。体は寒天質で軟らかく、ひれは小さくて円形。深海にすみ、発光する。