あか‐いわし【赤鰯】
1 塩漬けにし、または干して、油脂が酸化し赤茶けた鰯。 2 赤くさびたなまくらな刀のたとえ。「きさまたちの—で、なに、切れるものか」〈滑・膝栗毛・四〉
あか‐うお【赤魚】
1 アコウダイの別名。 2 フサカサゴ科の海水魚。東北地方以北に分布。全長約50センチ。味噌漬けや粕漬けにしたものが「あこうだい」の名で売られている。 3 ハゼ科の魚。河口にすむ。全長約15セン...
あか‐うに【赤海胆】
オオバフンウニ科のウニ。水深4、5メートルの岩場にすむ。直径7センチくらいで、やや平たい。ふつう暗赤色をしている。卵巣は食用。
あか‐うま【赤馬】
1 赤毛の馬。 2 火事または放火をいう語。 3 月経をいう花柳界の語。
あか‐うみがめ【赤海亀】
ウミガメ科のカメ。甲長約1メートル、背面は赤褐色。世界の暖海に分布。夏、日本南部の砂浜でも産卵する。
あか‐うめず【赤梅酢】
赤ジソの葉を加えた梅酢。赤酢。
あか‐え【赤絵】
1 赤色を主として彩色を施した陶磁器。また、その絵。中国では五彩という。中国の宋赤絵・金襴手(きんらんで)赤絵・万暦(ばんれき)赤絵・呉須(ごす)赤絵、日本の伊万里(いまり)赤絵・九谷赤絵の類。...
あか‐えそ【赤狗母魚】
エソ科の海水魚。全長約25センチ。背から体側に赤色の横線がある。南日本に多い。かまぼこなどの原料。
あかえぞふうせつこう【赤蝦夷風説考】
江戸後期の地誌。2巻。工藤平助著。天明元〜3年(1781〜1783)成立。赤蝦夷はカムチャツカのこと。日本における最初のロシア研究書。上巻でロシアとの通商・蝦夷地開発を説く。下巻はロシアの地誌。
あか‐えぞまつ【赤蝦夷松】
マツ科の常緑高木。樹皮は赤褐色でうろこ状に裂け、球果は紫紅色から褐色に変わる。北海道に分布し、材はパルプ用・建築材料などにする。しんこまつ。