しん‐しょう【身上】
1 身の上。一身上のこと。しんじょう。 2 財産。資産。身代(しんだい)。また、家の経済状態。暮らし向き。「—をこしらえる」「—をつぶす」 3 給金。芝居関係者の間で用いられた語。「身分だの—だ...
しん‐じょう【身上】
1 一身に関すること。身の上。しんしょう。「—書」 2 その人に備わった価値。本領。とりえ。しんしょう。「粘り強さが彼女の—だ」 3 からだ。からだの上。「落葉を攅(あつ)めて—の衣となし」〈太...
しん‐せい【身世/身生】
その人の経歴や境涯。身の上。「彼が—は如何に多様の境界を経来りしぞ」〈蘆花・不如帰〉
しん‐だい【身代】
《「進退」から転じた語か》 1 一身に属する財産。資産。身上(しんしょう)。「—を築く」「—を持ち崩す」 2 暮らし向き。生計。身の上。「—ぼろぼろになり、裏町のかなしきすまひ」〈ひとりね・上〉...
じん‐しん【人身】
1 人間のからだ。人体。 2 個人の身分や身の上。
じんしん‐こうげき【人身攻撃】
個人の身の上や私行などを取り上げて、その人を非難すること。
すあい‐おんな【牙儈女】
江戸時代、元禄・正徳ころ、呉服・小間物類の取り次ぎ販売などをしながら、ひそかに売春もした女。すあい。「淋しき折節めいめい身の上の事を語りし。ひとりは室町の—」〈浮・一代女・五〉
すぐ‐ばけ【直ぐ化け】
遊女などが、客の心をつかむために、身の上などをありのままに打ち明けること。「粋の客は—を以て倒(こか)すべし」〈浮・禁短気・五〉
す‐ばらし・い【素晴(ら)しい】
[形][文]すばら・し[シク] 1 群を抜いてすぐれている。大変みごとである。このうえなく好ましい。「山頂からの夜景は—・い」「—・い演奏」 2 驚くほど程度がはなはだしい。ものすごい。「この柿...
するすみ【匹如身】
[名・形動ナリ]財産も係累もない身の上であること。また、そのさま。無一物。するつみ。するつむ。「世を捨てたる人の、万(よろづ)に—なるが」〈徒然・一四二〉