み‐ども【身共】
[代]一人称の人代名詞。われ。わたし。対等、またはそれ以下の者に対して改まった感じで用いる。「—がよい所へやってしんぜう」〈虎清狂・猿座頭〉
み‐ながら【身乍ら】
[副]われながら。「心弱さもいかなるべしとも—おぼえねば」〈右京大夫集・詞書〉
み‐なげ【身投げ】
[名](スル)みずから水中・火口などに飛び込んで死ぬこと。投身。「川に—する」
み‐なり【身形】
1 衣服をつけた姿。また、その服装。「きちんとした—」「—を構わない」 2 からだのかっこう。からだつき。「—はだつきの細やかに美しげなるに」〈源・胡蝶〉
みなれ‐ごろも【身馴れ衣】
いつも身につけて着なれた衣服。「かたみにそへ給ふべき—も、しほなれたれば」〈源・蓬生〉
み‐なわ【身縄/水縄】
和船で、帆桁の中央に結びつけ、帆柱の先端の滑車を通して船尾に引き、帆を上下させる縄。
身(み)に余(あま)・る
1 処遇が自分の身分や業績を超えてよすぎる。過分である。身に過ぎる。「—・るお言葉」「—・る光栄」 2 与えられた仕事や責任が自分の能力に比べて重すぎる。「—・る大役」
身(み)に覚(おぼ)えがあ・る
自分自身、そのことをしたという記憶がある。「言われてみれば—・る」
身(み)に覚(おぼ)えのな・い
自分自身そんなことをしたという記憶がない。「—・い濡れぎぬを着せられる」
身(み)に染(し)・みる
1 しみじみと深く感じる。「人の優しさが—・みる」 2 秋の冷気が強く感じられる。《季 秋》「—・むや亡妻の櫛(くし)を閨(ねや)に踏む/蕪村」