こん‐ろう【軒廊】
屋根つきの渡り廊。多く宮殿と対の屋とのつなぎに設けられる。特に、宮中の紫宸殿(ししんでん)東面の階下から宜陽殿に続く廊をいう。
こんろう‐の‐みうら【軒廊の御卜】
天変地異や不吉な事態が発生したときに、紫宸殿(ししんでん)の東軒廊で行われた占い。また、軒廊で大嘗祭(だいじょうさい)の国郡の選定を占うこと。
のき【軒/宇/簷/檐】
1 屋根の下端で、建物の壁面より外に突出している部分。 2 庇(ひさし)。
のき‐いた【軒板】
軒の裏に張る板。
のき‐からはふ【軒唐破風】
軒先の一部に装飾用につけられた唐破風。主に玄関部分につける。
のき‐がわら【軒瓦】
1 軒先に用いる瓦。軒平瓦と軒丸瓦とがある。 2 「軒平瓦(のきひらがわら)」に同じ。
のき‐ぐち【軒口】
軒の先端。軒端(のきば)。
のき‐げた【軒桁】
軒の垂木(たるき)を支える水平材。
のき‐さき【軒先】
1 軒の突き出た先の部分。「—に洗濯物をつるす」 2 家の前の軒に近い場所。「—を借りる」
のき‐した【軒下】
軒の下のところ。屋根の下。「—の雨宿り」