とうせん【唐船】
謡曲。四番目物。外山吉広(とびよしひろ)作という。捕虜の唐人祖慶官人を慕い、二人の子供が唐から迎えに来る。日本でもうけた二人の子供が帰国を引き留め、官人は困って死のうとするが、日本の子供も同行を...
とし‐がみ【年神/歳神】
1 正月に家々に迎えて祭る神。豊作の守り神であり、祖霊であるともいわれる。正月様。 2 ⇒歳徳神(としとくじん)
とし‐ごもり【年籠もり】
大晦日(おおみそか)の夜、社寺に参籠して、新しい年を迎えること。《季 冬》「とかくして又故郷(ふるさと)の—/一茶」
とし‐ごろ【年頃】
《古くは「としころ」》 1 外見から判断した、だいたいの年齢。年のころ。「—は四〇歳くらいの男性でした」 2 一人前の年齢。特に、女性の結婚するのにふさわしい年齢。妙齢。「長女が—を迎える」 3...
とし‐とり【年取り】
1 年齢が加わること。加年。加齢。 2 新年を迎えること。また、大晦日(おおみそか)または節分の夜に年を取ることを祝って行う儀式。《季 冬》「—が済みて炬燵(こたつ)に炉に集ひ/素十」
としとり‐もの【年取り物】
年の暮れに用意する、正月を迎えるための飾り物や燃料・食料品など。年の物。《季 冬》「須磨の浦の—や柴一把/芭蕉」
年(とし)守(も)・る
大みそかの夜、家中の者が眠らずに夜を明かして元旦を迎える。としまもる。《季 冬》「—・る夜老いはたうとく見られたり/蕪村」
とし‐ようい【年用意】
新年を迎えるために、掃除・注連縄(しめなわ)張りなどの準備をすること。年設け。《季 冬》「一袋猫もごまめの—/一茶」
年(とし)を越(こ)・す
旧年を送り、新年を迎える。越年する。「旅先で—・す」《季 冬》
と‐でん【都電】
東京都交通局営業の路面電車。昭和18年(1943)頃に最盛期を迎え、計41系統が運行されていたが、自動車交通量の増加にともない昭和42年(1967)から順次廃止。昭和47年(1972)以降は荒川...