ぐ‐あん【愚暗/愚闇】
おろかで道理がわからないこと。暗愚。「無才—の身をもって」〈平家・二〉
ぐかんしょう【愚管抄】
鎌倉初期の史論書。7巻。慈円著。承久2年(1220)ごろ成立。神武天皇から順徳天皇までの歴史を、末法思想と道理の理念とに基づいて述べたもの。
ぐ‐ち【愚痴/愚癡】
[名]言ってもしかたのないことを言って嘆くこと。「くどくど—を並べる」 [名・形動]《(梵)mohaの訳。痴・無明とも訳す》仏語。三毒の一。心性が愚かで、一切の道理にくらいこと。心の迷い。ま...
愚痴(ぐち)の闇(やみ)
愚かで道理のわからないことを闇にたとえていう言葉。
ぐ‐まい【愚昧】
[名・形動]《「昧」は暗い意》おろかで道理に暗いこと。また、そのさま。愚蒙。「—な人」「—なる通人よりも山出しの大野暮の方が遥かに上等だ」〈漱石・吾輩は猫である〉
ぐ‐もう【愚蒙】
[名・形動]おろかで道理がわからないこと。また、そのさま。愚昧(ぐまい)。「小児の隊伍に入るの分際なるを知らず、以て—に誇る者多し」〈吉岡徳明・開化本論〉
けい【経〔經〕】
[音]ケイ(漢) キョウ(キャウ)(呉) キン(唐) [訓]へる たていと たて つね たつ [学習漢字]5年 〈ケイ〉 1 織物の縦糸。また、縦・南北の方向。「経緯・経線・経度/東経」 2 ...
けい‐ぎ【経義】
経書の意味内容。経書の説く道理。
けい‐こ【稽古】
[名](スル)《古(いにしえ)を稽(かんが)えるの意》 1 芸能・武術・技術などを習うこと。また、練習。「—に励む」「—をつける」「毎日—して上達する」 2 芝居などで、本番前の練習。下げいこ。...
けしから◦ず【怪しからず】
[連語]《形容詞「け(怪)し」の未然形+打消しの助動詞「ず」》 1 特に何ということもない。たいしたことがない。「世の中のかくはかなければ、—◦ぬ童(わらはべ)の行く先思ひやられて」〈宇津保・春...