いき‐みたま【生き御霊】
盆に、生きている両親に贈り物をしたり、もてなしをしたりする行事。生き盆。《季 秋》「—七十と申し達者なり/子規」
鸚鵡(おうむ)よく言(い)えども飛鳥(ひちょう)を離(はな)れず
《「礼記」曲礼上から》鸚鵡は人間の言葉をまねてうまく話すが、やはり鳥でしかない。口先ばかり達者で、実際の行動が伴わないことをいうたとえ。
口(くち)から先(さき)に生(う)ま・れる
口数の多い者や口の達者な者をあざけっていう言葉。
口(くち)が減(へ)らない
口が達者で、理屈を並べて言い返したり、勝手なことを遠慮なくしゃべったりするさま。「ああ言えばこう言う、まったく—やつだ」
くち‐ちょうほう【口調法】
[名・形動ナリ]口先のうまいこと。また、そのさま。口じょうず。口達者。「それがしも—を以(もっ)て、ほってと(=充分ニ)持て成いて帰さう」〈虎寛狂・鱸庖丁〉
くち‐はっちょう【口八丁】
[名・形動]口が達者なこと。また、その人や、そのさま。口巧者(くちごうしゃ)。→八丁
くちはっちょう‐てはっちょう【口八丁手八丁】
[名・形動]しゃべることもやることも達者なこと。また、そのさま。口も八丁手も八丁。手八丁口八丁。「—な男だけに世渡りがうまい」
口(くち)を利(き)・く
1 ものを言う。話をする。「生意気な—・く」 2 仲を取り持つ。「なんとか先方に—・いてもらいたい」 3 口が達者である。「坂東武者は馬の上でこそ口はきき候ふとも」〈平家・一一〉 4 幅を利かす...
くわぞめ‐たび【桑染(め)足袋】
薄黄色に染めた木綿足袋。貞享・元禄(1684〜1704)ごろ、主に伊達者(だてしゃ)が用いた。
賢者(けんじゃ)饑(ひだる)し伊達(だて)寒(さむ)し
《賢者は清貧のために食べ物にも事欠き、伊達者は見えを張って薄着をするので寒い思いをするという意から》世間並みでない行いをする人はつらい目にあうの意。