だるま‐き【達磨忌】
禅宗で、10月5日の達磨大師の忌日に行う法会。《季 冬》「—や達磨に似たる顔は誰/漱石」
だるま‐ぎく【達磨菊】
キク科の多年草。海岸の岩に生え、高さ30〜60センチ。よく枝分かれし、茎・葉に毛が多くビロード状になる。秋、周囲が青紫色で中心が黄色の頭状花を開く。観賞用に栽培。
だるまさんがころんだ【達磨さんが転んだ】
子供の遊戯の一。鬼が後ろを向き「だるまさんがころんだ」と唱えている間に、他の者は少しずつ鬼に近づく。鬼が見ている間は体を動かしてはならず、動いたことを指摘された者は鬼の子となる。 [補説]「だる...
だるま‐しゅう【達磨宗】
1 禅宗のこと。 2 中世に、藤原定家らの和歌の新風を、禅問答のようにわけがわからないと、あざけっていった語。
だるま‐ストーブ【達磨ストーブ】
形が張り子の達磨に似た、石炭投げ込み式の簡単な構造のストーブ。
だるま‐はがし【達磨剝がし】
人の着ている羽織をはぎとって奪うこと。また、その盗人。
だるま‐ぶね【達磨船】
木船の一種で、長さのわりに幅が広い大伝馬船。貨物の運送に用いる。鋼製のものもある。だるません。→伝馬船
だるま‐や【達磨屋】
私娼を置いている宿。あいまいや。「—の年増や、義太夫語(かたり)の顔などを」〈秋声・足迹〉