じゃ‐きょう【邪教】
誤った教えを説き、人を悪へ導く宗教。邪宗。
じゃ‐きょく【邪曲】
[名・形動]心がひねくれて、すなおでないこと。不正・不道徳であること。また、そのさま。よこしま。「端正なると、—なると、公平なると、自ら私すると」〈中村訳・西国立志編〉
じゃ‐ぎ【邪偽】
いつわること。〈日葡〉
じゃ‐ぎ【邪義】
誤った教義。正しくない見解。
じゃ‐け【邪気】
物の怪(け)。また、病気。じゃき。「御—の久しくおこらせ給はざりつるを」〈源・浮舟〉
じゃ‐けい【邪計】
よこしまなはかりごと。悪だくみ。奸計(かんけい)。
じゃけら【邪気乱】
[名・形動ナリ]《語源未詳。「邪気乱」は当て字》取るに足りないこと。また、そのさま。「狂言は…—なる事を、しんにすべし」〈わらんべ草〉
じゃ‐けん【邪見】
[名・形動] 1 よこしまな見方・考え方。不正な心。 2 仏語。因果の道理を無視する誤った考え方。五見・十惑の一。 3 「邪険」に同じ。「—に蹴る」〈露伴・付焼刃〉
じゃ‐けん【邪険/邪慳】
[名・形動]相手の気持ちをくみ取ろうとせずに、意地悪くむごい扱いをすること。また、そのさま。邪見。「—に突っ放す」
じゃけん‐の‐つの【邪見の角】
無慈悲で気性がかどだっていることを角にたとえた語。「可愛い子を殺さば、—も折れうかと」〈浄・栬狩剣本地〉