酸(す)いも甘(あま)いも噛(か)み分(わ)・ける
人生経験が豊かで人の心の機微や世間の事情によく通じている。酸いも甘いも知っている。 [補説]「酸いも甘いも嗅(か)ぎ分ける」とするのは誤り。
すかゆ‐おんせん【酸ヶ湯温泉】
青森市南部、八甲田山麓にある温泉。泉質は硫黄泉。千人風呂・まんじゅうふかし湯が名物。もと鹿湯(しかゆ)といい、昭和31年(1956)国民温泉第1号に指定。
すかん‐ぽ【酸模】
1 スイバの別名。《季 春》 2 イタドリの別名。
す‐が・る【酸がる】
[動ラ四]すっぱそうにする。すっぱがる。「梅食ひて—・りたる」〈枕・四五〉
す‐ぐき【酸茎】
スグキナの葉と根を塩漬けにし、室(むろ)に入れて加温し、強く乳酸発酵させて作った漬物。京都の名産。すぐきづけ。《季 冬》
すぐき‐な【酸茎菜】
京都市上賀茂地区特産のカブの一品種。根は短い倒円錐形。主として漬物にする。→酸茎
す‐ぐり【酸塊】
1 スグリ科の落葉低木。長野・山梨両県の特産。葉の付け根に3裂したとげをもつ。葉は三〜五つに裂け、縁に鋭いぎざぎざがある。5月ごろ、白い花が咲き、実は熟すと赤褐色になり、酸味があって、食用。 2...
すっぱ・い【酸っぱい】
[形]酸味がある。口を窄(つぼ)めたくなるような味だ。すい。「—・い夏ミカン」「口を—・くして言う(=くどいほど何度も言う)」 [派生]すっぱさ[名]すっぱがる[動ラ五]
すっぱいぶどう【酸っぱい葡萄】
「イソップ物語」にみえる寓話(ぐうわ)の一。キツネがおいしそうなブドウを見つけるが、高いところにありどうしても届かない。しまいには「あのブドウはきっと酸っぱくてまずいに違いない」と言って去る。
すっぱ‐み【酸っぱみ/酸っぱ味】
すっぱい味。すっぱさの程度。「—の強いミカン」