百里(ひゃくり)の道(みち)も一足(ひとあし)から
遠い旅も第一歩から始まる。遠大な事業も手近なところから始まることのたとえ。千里の行(こう)も足下に始まる。
百里(ひゃくり)を行(ゆ)く者(もの)は九十(くじゅう)を半(なか)ばとす
《「戦国策」秦策・武王から》何事も終わりのほうほど困難であるから、九分どおりまで来てやっと半分と心得、最後まで気をゆるめるな、という戒めの言葉。百里を行く者は九十里を半ばとす。
ひょう・げる【剽げる】
[動ガ下一]ひょうきんなことを言ったりしたりする。おどける。「わざと郷里言葉(くにことば)で—・げた応酬をして」〈野上・迷路〉
ひょうひょう‐こ【飄飄乎】
[ト・タル][文][形動タリ]「飄飄4」に同じ。「—とした、いかにも東洋的な諦めのよさをもった」〈里見弴・今年竹〉
ひょっとこ
《「ひおとこ(火男)」の音変化》 1 火吹き竹で火を吹くときのように口をとがらせ、一方の目が小さい、こっけいな顔をした男の仮面。また、その仮面をつけた里神楽の道化役。 2 男性をののしっていう語...
領巾(ひれ)振(ふ)・る
領巾を振る。女性が人を招いたり別れを惜しんだりするようすの形容。「見渡せば近き里廻(さとみ)をたもとほり今そ我が来る—・りし野に」〈万・一二四三〉
ビシュ‐バリク【Biss balïq】
《五つの城の意》中国新疆ウイグル自治区、天山山脈の東北麓にあったオアシス都市。唐代の702年に北庭都護府が置かれた。現在のジムサ地方にあたる。 [補説]「別失八里」とも書く。
び‐ふく【微服】
[名](スル)人目につかないよう、身なりをやつすこと。「中将—して山里に猟(か)り暮らし」〈蘆花・不如帰〉
びょうぶ‐さん【屏風山】
青森県北西部、津軽半島西岸にある砂丘。南北約30キロメートル、東西3〜5キロメートルに広がる。西側の海岸寄りに平行して七里長浜が続く。屏風山砂丘。
びん‐べん【黽勉/僶俛】
[名](スル)つとめはげむこと。精を出すこと。「—よく努めて忽ち世の認むるところとなった」〈里見弴・今年竹〉