ひじ‐がね【肘金】
1 戸の開閉に用いる金具で、肘形に曲げて作って開き戸の枠に取り付け、柱にある肘壺(ひじつぼ)にさし込んで蝶番(ちょうつがい)のような役をするもの。 2 籠手(こて)の肘の部分についている金具。
ひら‐びたい【平額】
平安時代以降、女官が礼装の際、髪飾りとした平たい金具。
び‐じょう【尾錠】
帯革・ひもなどの先に取り付けて左右から寄せて締める金具。男子のチョッキやズボンの後ろなどに用いる。バックル。尾錠金(がね)。
びじょ‐がね【尾錠金】
1 馬具の一。鐙(あぶみ)の上部の環の中にある小さな舌状の金具。水緒(みずお)の穴に通して鐙をつるのに用いる。水緒金。びじょうがね。 2 「尾錠(びじょう)」に同じ。
ビット‐かなぐ【ビット金具】
馬銜(はみ)1を模した装飾用の金具。ローファーなどに用いる。
びょう【鋲】
1 頭部に笠形のものがついている、装飾もかねる釘。 2 押しピン。画鋲。「写真を—で止める」 3 リベット。「鉄板に—を打ち込む」 4 靴の本底に打つ金具。「—靴」 [補説]「鋲」は国字。
ピッケル【(ドイツ)Pickel】
杖の先につるはし状の金具をつけた登山用具。氷雪上での足場を刻むときや滑落防止に使う。アイスアックス。
ピンチコック【pinchcock】
化学実験器具の一。ゴム管を挟んで、管内の気体・液体の流れを遮断する金具。
ピン‐どめ【ピン留(め)】
髪が乱れないように押さえる金具。髪飾りとしても用いる。ヘアピン。ピン。
ファスナー【fastener】
《留める物の意》互いにかみ合う金属または合成樹脂の歯(務歯という)を布テープに取り付け、金具をすべらせて開閉する留め具。衣服・袋物などに用いる。チャック。ジッパー。