襟付(えりつ)きが厚(あつ)・い
《襟元の厚さ薄さで貧富を判断したところから》金持ちである。襟が厚い。
襟(えり)に付(つ)・く
《金持ちは重ね着をして襟が厚かったところから》金持ちや権勢のある者にこびへつらう。襟元に付く。
おお‐あたま【大頭】
1 大きな頭。また、頭の大きな人。 2 主だった人々。かしら分。「—連中にも、賭博(ばくち)をやる、国家の機密を握って相場をやる」〈蘆花・黒潮〉 3 金持ち。「向うは—ですから」〈漱石・吾輩は猫...
おおいなるいさん【大いなる遺産】
《原題Great Expectations》ディケンズの長編小説。1860〜61年刊。ふとしたことから金持ちになるチャンスを得た孤児ピップを主人公に、金銭至上のビクトリア朝社会を批判。
おお‐やけ【大宅】
[名]大きな家。富裕な家。資産家。金持ち。「また小林という—もあった」〈中野重治・梨の花〉 [形動]《近世語》富裕なさま。「こなたは—な事でござれば」〈虎寛狂・米市〉
おくまん‐ちょうじゃ【億万長者】
非常に多くの金や財産を持っている人。大金持ち。
女(おんな)は氏(うじ)無(な)くて玉(たま)の輿(こし)に乗(の)る
女は生まれがよくなくても、容姿や運しだいで金持ちや貴人の妻になることもできる。
かならず‐しも【必ずしも】
[副]《「し」は副助詞、「も」は係助詞》打消しの語を伴って、必ず…というわけではない、…とは限らない、という気持ちを表す。「金持ちが—幸福ではない」「—そうとはいえない」
金片(かねびら)を切(き)・る
金銭を惜しげもなく使う。「金持ち金持ちと、—・った商人が」〈伎・四谷怪談〉
金持(かねも)ち金(かね)使(つか)わず
金持ちほど、むだな金は使わない。金持ちの多くは、けちだということ。