ふ‐ちゅう【釜中】
かまの中。「相手が—の章魚(たこ)同然手も足も出せないのだから」〈漱石・吾輩は猫である〉
釜中(ふちゅう)魚(うお)を生(しょう)ず
《「後漢書」独行伝の、范冉(はんぜん)が長い間飯をたかなかったため、釜にぼうふらがわいたという故事から》非常に貧しいことのたとえ。
釜中(ふちゅう)の魚(うお)
《「資治通鑑」漢紀から》まもなく煮られようとしている釜の中の魚。死が迫っていることをいう語。魚(うお)の釜中に遊ぶが如し。
ふざん【釜山】
⇒プサン
プサン【釜山】
大韓民国南東端にある広域市。港湾都市。古来、日韓交通の要地。各種工業や水産加工業が盛ん。人口、行政区350万(2008)。ふざん。