なまくら‐よつ【鈍四つ】
相撲で、右四つ・左四つのどちらで組んでも取り組めること。
なま・す【鈍す】
[動サ五(四)] 1 焼いた鋼を水やぬるま湯に入れて硬度を高める。「刃物を—・す」→にらぐ 2 高温で熱した鉄材などをゆっくりと冷やす。焼き鈍(なま)しをする。「鉄線をー・す」→焼き鈍し
なま・る【鈍る】
[動ラ五(四)] 1 刃物の切れ味が悪くなる。「包丁が—・る」 2 鋭さが失われる。勢いが弱まる。にぶる。「からだが—・る」 3 技量・働きの冴(さ)えがなくなる。にぶる。「腕が—・る」
にば・む【鈍む】
[動マ四]鈍色(にびいろ)になる。薄墨色に染まる。「紫の—・める紙に」〈源・葵〉
にび【鈍】
「鈍色」の略。「青—」「薄—」
にび‐いろ【鈍色】
染め色の名。濃いねずみ色。昔、喪服に用いた。鈍(にび)。にぶいろ。
に・ぶ【鈍ぶ】
[動バ上二]にび色になる。にばむ。「—・びたる御衣どもなれど」〈源・朝顔〉
にぶ・い【鈍い】
[形][文]にぶ・し[ク] 1 刃物の切れ味が悪い。「ナイフの切れが—・い」⇔鋭い。 2 ㋐動きがのろい。動作が機敏でない。「客足が—・い」「動作の—・い動物」 ㋑感覚が鋭敏でない。反応が遅い。...
にぶ‐いろ【鈍色】
「にびいろ」に同じ。「—の雲の彼方に」〈有島・或る女〉
にぶ・る【鈍る】
[動ラ五(四)] 1 鈍くなる。「刃が—・る」「勘が—・る」 2 力・勢いなどが弱まる。衰える。「動きが—・る」「腕が—・る」