きん‐つば【金鍔/金鐔】
1 金または金色の金属で作った、刀の鍔。近世、伊達(だて)な風俗とされた。 2 「金鍔焼き」の略。 3 ぜいたくで華美な人。「—は余程かうじた山師なり」〈柳多留・五〉 4 主君の寵愛(ちょうあい...
ぎん‐つば【銀鍔/銀鐔】
1 銀製の刀の鍔。また、銀で飾った鍔。 2 「銀鍔焼き」の略。
つば【鍔/鐔】
1 刀剣の柄(つか)と刀身との境に挟んで、柄を握る手を防御するもの。板状で、多く鉄製。 2 釜の胴まわりに庇(ひさし)のように出ている部分。 3 帽子のまわり、または前に庇のように出ている部分。...
つみ‐は【鍔/鐔】
《「つみば」とも》つば(鍔)の古名。〈和名抄〉
ねりかわ‐つば【練革鐔】
練り革を数枚重ね合わせ膠(にかわ)などで固めて作った、刀の鐔。ねりつば。
ねり‐つば【練鐔/煉鐔】
「練革鐔(ねりかわつば)」に同じ。
ひご‐つば【肥後鐔】
江戸時代に肥後で作られた刀の鐔。林・西垣・志水などの流派がある。→肥後彫(ひごぼり)