ツァレベツ‐の‐おか【ツァレベツの丘】
《Tsarevets/Царевец》ブルガリア中北部の都市ベリコタルノボにある丘。古代より要塞が築かれ、第二次ブルガリア帝国時代に王宮が置かれた。オスマン帝国軍の攻撃を受けて破壊されたが、現在...
つい・いる【つい居る】
[動ア上一][文][ワ上一] 1 ひざをつく。ひざをついてすわる。「権右衛門は芝生の上に—・居た」〈鴎外・阿部一族〉 2 かしこまってすわる。「証誠殿(せうじゃうでん)の御前に—・ゐ給ひつつ」〈...
つい‐た・つ【つい立つ】
[動タ四] 1 勢いよく立つ。「—・てる鉤蕨(かぎわらび)」〈梁塵秘抄・二〉 2 急に立ち上がる。さっと立つ。「—・って中門に出でて、侍どもに仰せられけるに」〈平家・二〉
[動タ下二]突き立...
つうが【通雅】
中国の語学書。52巻。巻首3巻。明の方以智撰。「爾雅(じが)」にならい、物の名・訓詁(くんこ)・音韻などを25門に分類し、詳しく考証したもの。
つう‐ぎょう【通教】
天台宗で説く化法(けほう)の四教の第二。空(くう)を説く般若経などの教え。大乗の初門の教えで、声聞(しょうもん)・縁覚(えんがく)・菩薩(ぼさつ)の三乗に共通して説かれるところからいう。
つう‐しょう【通称】
正式ではないが世間一般で呼ばれている名称。とおり名。鎌倉東慶寺を縁切り寺、徳川光圀を水戸黄門、歌舞伎「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」を「切られ与三(よさ)」とよぶ類。
つうじ‐げんごがく【通時言語学】
《(フランス)linguistique diachronique》言語学における研究分野の一部門。時間の流れにそって変化していく言語の諸相を研究しようとするもの。ソシュールの提唱による。→共時言語学
つうよう‐もん【通用門】
正門とは別に、ふだんの出入りに使う門。
つかいはたしてにぶきょうげん【尽用而二分狂言】
黄表紙。曲亭馬琴作。寛政3年(1791)、京伝門人大栄山人の筆名で刊行。角書は「廿日余四拾両(はつかあまりにしじゅうりょう)」。
つかえ【支え/閊え】
1 都合の悪い事情。さしさわり。支障。「店に—さえなくば巳之の相手多吉も入れて遣ろ」〈緑雨・門三味線〉 2 (「痞え」とも書く) ㋐病気・心配などで胸がつまるような感じ。「胸の—がおりる」 ㋑癪...