てん‐しゅ【天主】
1 《(ラテン)Deusの漢訳語という》キリスト教で、天にいる神。天帝。 2 《「てんじゅ」とも》仏教で、諸天の王。特に、帝釈(たいしゃく)天・毘沙門(びしゃもん)天をいう。
てん‐じょう【点定】
1 文字や文章を一つ一つ調べて正しくすること。指定すること。てんてい。「左右の大臣、納言、参議、文武百官、六弁八史、皆以て—し」〈将門記〉 2 中世、荘園領主などが土地・家屋・農作物を没収または...
てんじんしんよう‐りゅう【天神真楊流】
柔術の一流派。江戸後期、紀州藩士の磯又右衛門(1786〜1863)が創始。
てんたい‐ぶつりがく【天体物理学】
天体の物理的状態を研究する天文学または物理学の一部門。天体の光度・スペクトルなどをもとに、その組成や温度・圧力などを導き、物理学の諸法則から内部構造や恒星・銀河・宇宙の進化などを研究する。天文物理学。
てんたい‐ぶんこうがく【天体分光学】
天体のスペクトルを観測し、その物理的性質を研究する天体物理学の一部門。
てんたい‐りきがく【天体力学】
主に太陽系に属する天体の運動を、力学の法則を応用して理論的に研究する天文学の一部門。
てんだいしきょうぎ【天台四教儀】
中国の仏教書。1巻。高麗(こうらい)の諦観(たいかん)著。成立年未詳。天台教学の大綱と観心の要略を記したもので、仏教の入門書ともされた。四教儀。諦観録。
てんだい‐しゅう【天台宗】
法華経を根本経典とする大乗仏教の一派。575年隋の智顗(ちぎ)が天台山にこもって大成。日本へは奈良時代に唐僧鑑真(がんじん)が初めて伝え、平安初期に最澄が比叡山に延暦寺を建て開宗。のち、山門派と...
てんちゅう‐せつ【天中節】
1 陰陽道(おんようどう)で、火災・盗難・疾病・口舌の災いを払うために門などに貼る札。陰暦8月1日の日の出前に貼り出す。 2 陰暦5月5日の午(うま)の刻の称。
てんとく‐じ【天徳寺】
《江戸芝西久保巴町の天徳寺の門前で売っていたところから》紙を外被として中にわらを入れた粗末なふとん。かみぶすま。