ひ‐か【非家】
その道の専門家でない人。また、その家柄。門外漢。しろうと。「堪能の—の人にならぶ時、必ずまさる事は」〈徒然・一八七〉
ひかく‐しんりがく【比較心理学】
1 人種間、男女間、正常者と異常者、社会的階級間、個人の発達段階における行動を比較研究する心理学の一部門。 2 人間と種々の動物の行動を比較研究する心理学の一部門。狭義には、動物心理学と同じ。
ひかん‐びゃくしょう【被官百姓】
戦国時代から江戸時代にかけて、有力な農民に身分的、経済的に隷属していた農民。名子(なご)・門屋(かどや)・家抱(けほう)などと称した地方もある。
ひが【僻】
1 正常でないこと。妥当でないこと。まともでないこと。多く、名詞の上に付いて、複合語の形で用いられる。「—心」「—事」「—目」「阿波の客が—起こして」〈浄・阿波の鳴門〉 2 (「非我」とも書く)...
ひがし‐の‐じん【東の陣】
《内裏の東にあったところから》宣陽門(せんようもん)の異称。
ひき‐ぐ・する【引(き)具する】
[動サ変][文]ひきぐ・す[サ変] 1 いっしょに連れて行く。引き連れる。伴う。「女衆たちを—・して駆けつけた」〈有吉・助左衛門四代記〉 2 必要なものを備える。身につける。「いかで、かうのみ—...
ひき‐そ・う【引(き)添う/引き副う】
[動ワ五(ハ四)]そばに寄り添う。「書生の—・っている大きな扉(ドア)」〈里見弴・大道無門〉
[動ハ下二] 1 添え加える。「大船に小船(をぶね)—・へ潜(かづ)くとも志賀の荒雄に潜き逢はめ...
ひきつけ‐かた【引付方】
鎌倉・室町幕府の裁判機関。当初は御家人間の訴訟、のちに所領関係の訴訟を専門に扱った。
ひき‐なが・す【弾(き)流す】
[動サ五(四)] 1 客を求めて、楽器を弾きながら歩く。「門付(かどづ)けをして—・す」 2 楽器を無造作に弾く。「譜面に合わせてざっと—・す」
ひき‐ふだ【引(き)札】
1 商品の宣伝や開店の披露などを書いて配る広告の札。「引越は容易に出来ますと云う移転会社の—であった」〈漱石・門〉 2 くじ引きの札。