ああん
[副]大きく口を開けるさま。名詞的にも用いる。「—をしてごらん」 [感] 1 大声で泣くときに発する語。 2 目下の者にいばって問いかけるときなどに発する語。「—、その態度はなんだ」
あかず‐の‐ま【開かずの間】
禁忌(きんき)などの理由で、ふだんは開けることを禁じられている部屋。また、特別の場合のほかは使用が禁じられている部屋。あけずのま。
あけ‐あわ・す【開け合はす】
[動サ下二]あちらの戸とこちらの戸をともに開ける。両方の戸を開ける。「局(つぼね)の隔てなる遣り戸を—・せて物語などし暮らす日」〈更級〉
あけず‐の‐もん【開けずの門】
1 特別な場合のほかは開けない門。また、開けることを禁じられた門。あかずのもん。 2 偉鑒門(いかんもん)の異称。花山天皇が出家の時にこの門から出て、以後開けなかったところからいう。
あけっ‐ぱなし【開けっ放し/明けっ放し】
[名・形動]《「あけはなし」の音変化》 1 戸・窓などを開けたままにしておくこと。また、すっかり開けること。「—のドア」 2 心の中や物事を包み隠さないこと。ありのままの姿を見せること。また、そ...
あけ‐はな・す【開け放す/明け放す】
[動サ五(四)]窓や戸などを、すっかり開ける。また、開けたままにしておく。あけはなつ。「窓を—・す」
あけ‐はら・う【明け払う/開け払う】
[動ワ五(ハ四)] 1 戸・窓などを、すっかり開ける。あけはなす。「窓を—・って涼風を入れる」 2 家・部屋などの中の物をすっかり運び出し、立ち退く。明け渡す。「アパートを—・う」
あげ‐ど【揚(げ)戸】
1 縦溝に沿って上下に開閉する戸。 2 戸の上端に蝶番(ちょうつがい)などを取り付け、つり上げて開ける戸。
あさ‐と【朝戸】
朝開ける戸。「—あくれば見ゆる霧かも」〈万・三〇三四〉
あぶ‐あぶ
[副] 1 おぼれかかって苦しんでいるさま。あっぷあっぷ。「水を食らうて—と浮き上がれば」〈浄・天神記〉 2 危ぶみ気づかうさま。ひやひや。はらはら。「襖(ふすま)開けるとすり足し、わき目もふら...