クリティカル‐ポイント【critical point】
1 臨界点。臨界温度下で気体が液化する場合の圧力と体積を示す点。 2 (比喩的に)物事が限界に達する段階・時点。
クールノー‐の‐てん【クールノーの点】
独占企業の利潤を最大にする生産量と価格の組み合わせを示す点で、限界収入と限界費用とが等しい状態にある需要曲線上の点をいう。クールノーが、これを最初に究明した。
ぐんじ‐きょうかいせん【軍事境界線】
休戦または停戦時に、対峙する両勢力の軍隊を引き離すために設けられる基準線。MDL(military demarcation line)。→北方限界線
ケスラー‐シンドローム【Kessler syndrome】
地球周回軌道上のスペースデブリ(宇宙ごみ)の密度がある限界を超えると、衝突・破壊の連鎖によって宇宙ごみが爆発的に増え、宇宙開発を行えなくなるという理論。
けんしゅつ‐げんかい【検出限界】
ある分析方法によって検出できる、物質の最小の量または濃度。確認限界。 [補説]測定結果が検出限界以下の場合、「不検出」と表示されることがあるが、これは試料中に対象物質が存在しないという意味ではない。
げん【限】
[音]ゲン(呉) [訓]かぎる きり [学習漢字]5年 1 範囲を定める。かぎる。「限定/局限・制限」 2 区切り。かぎり。「限界・限度/期限・権限・刻限・際限・上限・年限・無限」
げん‐かい【限界】
物事の、これ以上あるいはこれより外には出られないというぎりぎりの範囲、境。限り。「広葉樹分布の北の—」「能力の—を知る」「体力の—に挑戦する」 [用法]限界・限度——「疲労が限界(限度)に達して...
げんかいこうようていげん‐の‐ほうそく【限界効用逓減の法則】
ある財の消費量の増加に伴って、限界効用はしだいに減少するという法則。効用逓減の法則。
げんかいさくげん‐ひよう【限界削減費用】
温室効果ガスの排出量を追加的に1トン削減するために必要な費用。地球温暖化対策の目標値の設定などで用いられる指標の一つ。MAC(marginal abatement cost)。 [補説]日本は、...
げんかい‐しゅうらく【限界集落】
過疎などによって、65歳以上の高齢者の割合が50パーセントを超えるようになった集落。家を継ぐ若者が流出して、冠婚葬祭や農作業における互助など、社会的な共同作業が困難になった共同体。→限界団地