いちのたにふたばぐんき【一谷嫩軍記】
浄瑠璃。時代物。五段。並木宗輔らの合作。宝暦元年(1751)大坂豊竹座初演。平家物語その他に取材したもので、特に平敦盛のために熊谷次郎直実がわが子の首を打つ三段目の「熊谷陣屋」の段が有名。
えい【営〔營〕】
[音]エイ(漢) [訓]いとなむ [学習漢字]5年 1 計画に従って物事や事業を行う。いとなむ。「営業・営利/運営・経営・公営・国営・市営・私営・設営・造営・直営・民営」 2 軍隊のとまる所。陣...
おうみげんじせんじんやかた【近江源氏先陣館】
浄瑠璃。時代物。九段。近松半二らの合作。明和6年(1769)大坂竹本座初演。大坂冬の陣を鎌倉時代に移し変えたもので、「盛綱陣屋」のくだりが有名。
が‐えい【牙営】
牙旗を立ててある陣屋。大将のいる陣営。本営。
が‐もん【牙門】
大将の陣屋の門。本陣。
くらよし【倉吉】
鳥取県中部の市。中世は山名氏の城下町。江戸時代は鳥取藩家老の荒尾氏の陣屋町として発達。倉吉絣(くらよしがすり)の産地。人口5.1万(2010)。
くろいし【黒石】
青森県中部の市。もと津軽支藩の陣屋町。米とリンゴの産地。浅瀬石川沿いに黒石温泉郷がある。人口3.6万(2010)。
けご・みる【警固見る】
[動マ上一]前もって相手のようすを探る。偵察する。「乞食法師一人源氏の陣屋に来て経を読みて物を乞ひけるを、—・みる者にこそあんめれとて」〈延慶本平家・三本〉
こ‐まく【小幕】
1 野外に陣屋などを設けるときに外幕の内側に張る小さい幕。内幕。 2 人形芝居で、舞台の上手(かみて)・下手(しもて)にある人形の出入り口に下げる幕。切り幕。 3 上方歌舞伎で、中入(なかいり)...
ごう‐やど【郷宿】
江戸時代、村の世話役や農民が公用で城下町または陣屋などへ行った際の定宿。