てん‐さい【天際】
天のはて。空のかなた。天涯(てんがい)。「北方には漢水蜿蜒(えんえん)と—に流れ」〈太宰・竹青〉
で‐ぎわ【出際】
出かけようとするその時。でがけ。でしな。「—に来客がある」
どひょう‐ぎわ【土俵際】
1 相撲の土俵上で内外の境界となる俵のそば。境界線は俵の外線。「—でうっちゃる」 2 物事が決着する瀬戸際。土壇場。「交渉は今が—だ」
なみうち‐ぎわ【波打ち際】
そこまで波が打ち寄せる所。なみぎわ。なぎさ。
ね‐き【根際】
(中部地方以西で)そば。かたわら。
ね‐ぎわ【寝際】
寝ようとするとき。寝しな。
ね‐ぎわ【根際】
根の近辺。根もと。
ね‐こんざい【根金際】
[副]《「根こそぎ」と「金輪際」が合わさってできた語》全部。すっかり。「元手の強い尊氏様も—ぶち負けて」〈浄・矢口渡〉
はえ‐ぎわ【生え際】
額(ひたい)や襟首などの、髪の生えている部分と生えていない部分との境目。
はっ‐さい【髪際】
仏像の、額の髪の生え際。仏像の高さはここを起点として測る。「—高」